FC2ブログ

【日録】

今日は月刊誌原稿、文藝対談の推敲、内村鑑三小論の推敲。昨日佐久間象山部分を読了したから、今日は『日本の名著』横井小楠に入る。通商条約の要求をもってアメリカが横浜に入港した時、警護の任を担当した象山だが、武装した兵団をアメリカから見えないところまで隠せと幕府に指示を受けて呆れている。和親条約の時の交渉力が失われ、アメリカを刺激するなというわけで、こちらから交渉して攻めとる発想がまるでない。刺激せずに妥協の繰り返しで、いつか逆に激昂する事になる。これが昭和以降の日本外交のパターンとなってしまう。象山の外交構想や詔勅案は優れて合理的だ。兵学と儒学が鍛えた脳は近代の国際交渉に寧ろ極めて有効だったという事になる。
トスカはサバタ指揮とカラヤン指揮の比較分析。サバタ盤はカラス、ゴッビの究極のコンビの歌唱で際立つわけだが、指揮者としてのトスカの理解や表現について、サバタその人も極限まで行っている。カラヤンはこのレコードを強く意識しながら自分のトスカを録った。その成否がどうだったかを簡潔に論じたい。源氏朝顔も読み進める。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント