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【日録】

伊豆の自宅籠りが続く。昨晩は写真のやうな晩飯。一日中勉強、散策した後のこうした晩酌が私の至福。昨日は源氏の少女。マイスタージンガーをバレンボイムの1幕、ティーレマンの2幕まで。
夜は妻が借りてきた映画『沈黙』を途中まで見る。最初アホ臭いと思つたが、段々リアリティーを帯びてき、特に江戸思想に入り初めてゐる私には考へるヒント満載であつた。基本的にはこれは信教の自由と政治といふ主題ではなく、戦国150年の不安定な日本社会を統治する徳川の政教確立とそれを脅かすパワー――それが何であれ――の闘争といふ問題だ。一向一揆や比叡山のみならず堺と全面戦争をした信長やキリスト教の背後に西洋の侵略意図を見た秀吉の問題意識の延長上にある。
 しかし一人一人の中では宗教の問題が当然発生してゐる。このテーマは江戸の学問の成立とも実は密接に関係する。キリスト教の受容といふ主題ではなく日本の精神的価値、宗教とは何かといふテーマで見た方が色々見える筈だ。
 今日はマイスタージンガーをカラヤン、ティーレマンで3幕まで通してしまふのを目標にする。最初バレンボイムを主たる比較対象に考へてゐたが、ライヴで、歌唱がバランス上聞き取りにくい。ティーレマンに切り替へた。あとはショルティとサヴァリッシュかなあ。
カラヤンのイタリアオペラを論じたのにワグナー、R・シュトラウスを素通りするわけにはさすがにゆかない。が、ワグナーは比較試聴が本当に大変。一曲扱ふだけで、一人のレコードで6時間かかるわけだから。3人比較すれば通しで聴くだけで18時間。それからあれこれ考へながら聞き直すと……。
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