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【感想】

ソ連のスパイ活動の浩瀚な研究書『ヴェノナ』の監訳者あとがきで中西輝政氏がこんな事を書いておられる。「本書によれば、アメリカでは政府高官や公務員だけでなく、文化人や知識人、ジャーナリストといった階層の人々が、いかに外国の秘密工作に弱いかがわかる。そこには、イデオロギーというものに呪縛され易いという彼らの特殊性とともに、容易に人間関係の網の目に取り込まれてゆく、という特有の脆弱性もあますところなく書き出されている」
 若い自由イデオロギー社会であるアメリカの脆弱性はよくわかるが、一方で日本はどうか。乗っ取られ方が余りにも根本的過ぎて――情報機関の活動やヒューミント以前に国ごと攫われるような思想洗脳を多面的に遂行し続けられて――手の付けようがない。他人を信じやすく、自信を失い易い日本人の特性は情報工作が必要ないほど外からコントロールし易いのである。
 それぞれに頑張るしかないが、私は思想の再建という迂遠だが己を取り戻す上で絶対に必要な道を踏む。
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