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【国民文化研究会講演】

 昨日は、国文研での講演。「今、国民が目覚めるべきこと――水戸学・象山・松陰」と題したが、水戸学、象山は今回は取り上げず、松陰の『留魂録』を原文で通読、解説する形に替へた。最近、江戸思想の意義を講演で説く事が増えてゐるが、今回は松陰の文章、人柄、風懐そのものに触れる事が歴史に触れる事だ、そしてそれが今の日本の重大な危機に際して必要なのだといふ考へからだ。
 国文研は、小林秀雄が6回も講演に出、それらがCDになつてゐる。今回は、私の大学時代の事、そして小林の昭和49年の講演カセット『信じることと考へること』との出会ひが、私の運命を決したエピソードから講演を始めたが、奇しくも理事長も、私の前に挨拶に立たれた会員の方も昭和49年の講演で始めて小林に触れたといふ。縁である。講演の中で小林の口調を少し真似たのは好評だつた(笑)
 今回は、今の日本最大の危機は全体主義化だといふ点を、小池新党による政権交代の可能性があつた事、森友加計の謀略性、特に北朝鮮の核ミサイル実験隠しと、対北最強硬派の安倍氏失脚を狙つた連動性に力点を置いて語つた。
 『留魂録』は原文で読み、解説を加へたが、松陰の辞世五首、そこから小林秀雄の昭和15年『文学と私』の末尾、松陰の辞世を引用して終る一節、その一年後に勃発した日米戦争と無数の英霊の遺書に触れるに及び、涙が出たと多くの聴講者から伺つた。実は私自身が話ながら感動してゐました。
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