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【雑感】

今朝は吉本隆明の対談集『思想の流儀と原則』読み始め。吉本は70年代に示した最高の達成(言語にとって~、実朝論等々)と冷戦後から最晩年に至るその言説の猥雑さの落差も含めきちんと対峙したい思想家。この対談集冒頭は鮎川信夫との「家族とは何か」。家族というものが、「必要なものっていうか、必然のものっていうのは、何ていうのかな、誰にとってもやりきれないんじゃないかっていうことがあるじゃない(笑)」(鮎川)
(笑)も含めて、ここに示されているバネこそが思想であり文学である。「感じ」を決して手放さずに「考え」を進める事が、今、論・文壇、ネット、政治、あらゆる所で全く欠如していて毎日うんざりする。
必要で必然「だから」やりきれないという両義性が人生の全ての局面を覆っている。ところが今は何事であれ、「必要だああああああああ」という人と「やりきれないいいいいいいい」という人とが、自分の内面をじっくり言語化もせずに、軽率、軽薄、浅薄、浅解、絶叫、罵詈雑言、断定、敵視、偶像崇拝、手前味噌、阿鼻叫喚、悪臭無類。
だから私は日本人はサルになったという。まあ先祖が尊いなら本卦返りした今の日本人は尊いという事になるか。「現代日本人」と言うご本尊を護摩でも焚いてお祀りしますか。
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