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【日録】

私の身辺がざわついているが、私にとっては何ら本質的な事ではない。
 昨日は親友と、文学、音楽、現在先進諸国で進行している「文明の終り」について談じた。マルクス=レーニン主義はソ連圏で囲い込まれた実験として壮大な失敗に終わった。計画経済は限界点が明らかだった。ところが、戦後様々な形で極端化してきた人権概念の変奏、拡大は、そうした垣根がない。私は先日来アメリカ思想と戦後日本保守思想について思索を始めているが、世界思潮の大きな転換点となったロールズの正義論のテーゼに込められた恐るべき破壊性に慄然としている。ここを突破するには決して難解な議論は必要ない。社会正義の基盤を自由、平等に置くという一歩目に根本的錯誤がある。
 昨日はバレンボイムの新譜ブラームス交響曲全集から、第四番を聴いた。大きく深い悲哀の叙事詩として立ち現れる、かつてない壮大な演奏。とうとうここまできたかと感慨無量だ。
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