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日録

昨日は、日本会議設立20周年大会に出席した。私の日常は多忙と事件続きで、各種会合には大概義理を欠いてばかりいるのだが、20周年となれば無理算段も必要だ。小沢政治改革により自民党が大幅に弱化した平成年間、日本会議がなければ、日本の政治状況は致命的なところまで追い込まれたのは間違いない。日本会議が安倍政権をコントロールしているなどの陰謀論はすべて笑止なデタラメだが、日本会議が事実上保守政党の牙城として地方組織の役割を大きく担ってきた事実は、日本の政治史の重大な部分だと断言していいだろう。
 懇親会で、田久保忠衛会長、櫻井よしこ氏、杉田水脈氏、伊藤哲夫氏、有村治子氏、新田均氏、加戸守行氏、石平氏、百地章氏、産経の熊坂隆光社長らとご挨拶でき、また多くの方にお声をかけて頂いた。全員から朝日との戦いの激励の言葉を頂戴した(笑)
 小堀圭一郎先生には、和辻哲郎について書かれた近著の御礼もできていなかったが、丁度近代思想史研究に戻る折とて読み次第感想をお送りすることを約束できた。
 また、どうしてもお祝いを申し述べたかった日本会議の椛島総長と久しぶりにお話できたのもよかった。
 私が日本会議20周年に寄せた一文「感想」に次の一節がある。
 「講演は椛島有三総長と一緒に務めると聞いてゐた。それまでお会ひする機会はなかつたが、会場のある駅の改札で私を待つてをられる姿を一目見て、人物だと感じた。
 人物といふ言葉は今の人には死語かもしれないが、私には、この言葉以外の、人間に関するあらゆる評語はすべて、逆に、死語だ。人に会つて、人物であるかないか以外に見たいとも知りたいとも思はぬ。そして、人物といふ言葉を自然と連想させる人が殆どゐないことを、嘆く思ひももう忘れるやうな、今の日本だ。私には、椛島氏を、まづ見た瞬間に、人物といふ言葉がすつと心に来た、あの感触の外に、日本会議とは何かといふことを語る資格も興味もない。」
 日本会議に寄せた一文は短いが、私にとつて最も重要なことを幾つも濃縮して込めた。平易な文章だが解読、会得は難しいであらう。
 一通りのご挨拶を終へると、竹本忠雄先生と共に早々と会場を出て、ホテル内のバーで久しぶりの一献。言ふまでもなく大先輩だが、率直に言へば先生は私の心の真の友。昨年来、自伝的ロマンの完成を急いでおられる。未完成交響曲にならぬように――。先生も何と既に85歳、一年余の執筆で2500枚に達したという。大長編だ。最終編に挑まれている日々である。私も心を静かに研ぎ澄まして自分の研究に集中したい。今日はびっしり予定が入るが、これから出社までの2時間、研究書の熟読に入ろう。
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